説明できる?同じようで別物なマーケティングとブランディングの違い
マーケティング
2016.02.15
マーケティングとブランディングは、意味合いが違います。
その違いを知るために、それぞれの意味を詳しくお話しします。
マーケティングとは?
マーケティングとは、簡単に言うと、「売れる仕組み」を作ることです。
消費者のニーズを分析した上で、必要とされている商品やサービスを開発し、それをPRしながら販売促進していく活動のことを言います。
マーケティングがしっかりしていると、「買ってください!」とお願いしなくても、自然に買ってもらえるようになります。
消費者のニーズに合っているから、自然と買いたくなるのです。
《マーケティングの3つの手法》
マーケティングには、3つの手法があります。
・マーケティングリサーチ
売れる商品を作るためには、消費者のニーズを知らなければいけません。
ニーズを分析するために行なわれるのがマーケティングリサーチです。
モニターにアンケート調査をしたり、今までの統計データを見ながら細かく分析していきます。
・PR活動
商品を多くの人に知ってもらうために行なうPR活動です。
新聞やテレビ、Webなどに広告を出したり、その他の方法で宣伝をします。
・検証
マーケティングリサーチやPR宣伝の効果が本当にあるのかを検証します。
それによってもう一度練り直すこともあります。
マーケティング費用と売上とを比べて、予算の見直しもされます。
ブランディングとは?
ブランディングは、その商品の価値をターゲットのユーザーに認識させ、市場でのポジションを獲得するために行なわれるマーケティング戦略です。
そこには、しっかりとしたコンセプトがなければいけません。
コンセプトがなければ、個性もないので価値がぼやけてしまいます。
商売の世界では、必ずと言っていいほどブランディングが行なわれています。
他の商品との差別化を図り、ブランド品へと仕立て上げるのです。
《ブランディングの3つのポイント》
ブランディングを行なうには3つのポイントを押さえなければいけません。
・コンセプト
誰が、誰に向けて、なんのために商品を作ったのか?という部分がコンセプトになります。
コンセプトがなければ、価値もありません。
コンセプトがはっきりするほど、消費者は「自分にとって必要か不要か?」の判断がしやすくなります。
・ターゲティング
コンセプトの中に含まれる「誰に」の部分を考えるのがターゲティングです。
「誰に」を具体化していくほどに、売りたいユーザー層が決まり、効率的なマーケティング戦略ができます。
・ポジショニング
ポジショニングとは、商品をどれくらいの規模で誰に販売するかで決まる市場の中での占める割合です。
ポジショニングによって生産や販売協定するための費用が変わるので、商品の価格も変わります。
このように、マーケティングとブランディングは微妙に違いますので、それぞれ把握しておきましょう。