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「クオリティーアップデート」とは?

SEO対策

2015.09.17


「クオリティーアップデート」で順位が変わる!

2015年5月20日に米Google社より発表された「クオリティーアップデート」により、多くのサイトの検索順位にアップダウンが生じたと騒がれています。

今回はクオリティーアップデートの概要を中心に、講じるべき対策などのお話を詳しくしていきます。

 

クオリティーアップデートの概要とは?

クオリティーアップデートは、「コンテンツの品質評価に関わるアルゴリズム更新の実施」とされています。

当初のGoogleは「特定のページやサイトを対象としたアルゴリズム変更を行っていない」と断言していましたが、実際は「コンテンツの品質を評価する」という形で重要なアルゴリズム変更を実施していたようです。

SEOコンサルタントのグレン・ゲイプ氏によって「ファントムアップデート」と名付けられた今回のアルゴリズム更新でしたが、5月下旬に生じたGoogleからの発表によって「クオリティーアップデート」という世界的なネーミングが付けられています。

 

補足!多くの人が勘違いした「パンダアップデート」との違いは?

これまで行われてきたパンダアップデートやペンギンアップデートとの違いは、クオリティーアップデートが「中核部のアルゴリズム変更である」という点です。

またGoogleの発表では「特定のターゲットを狙ったものではない」と断言されていますので、「コンテンツの評価方法が変わった」という考え方をすれば、理解しやすいと言えるでしょう。

「スパム的なページの撃退」がメインとなっていたパンダアップデートと比べれば、今回のクオリティーアップデートは「ページ全体をチェックするアルゴリズム変更である」と言えそうです。

 

どんなサイトが影響を受けるの?① まとめサイト

日本国内でクオリティーアップデートの影響を大きく受けているのは、「まとめサイト」です。

NAVERまとめを代表とする日本のまとめサイトは、一般ユーザがキュレーションする情報によって、「同じ価値観や興味を持つユーザに有益」ということで人気の高いメディアとなっていました。

しかし実際は「既に存在しているコンテンツの情報を切り貼りしているだけ」という見解もあるため、コンテンツとしての質や著作権違反などでさまざまな問題が生じるようになってしまったのです。

また情報を検索するユーザの中には、「検索上位の多くがまとめサイトになってしまう」という不便さが生じていたため、今回のクオリティーアップデートによって、コンテンツの質が精査されている形であると言えるでしょう。

現在も多くのサイト運営者や投稿者によって記事数が伸びているまとめサイトですが、クオリティーアップデートの実施によって、現在の勢いが収束する可能性があります。

 

どんなサイトが影響を受けるの?② 動画まとめサイト

1動画1ページでサイトを構成する「動画まとめサイト」も、クオリティーアップデートによりアクセス数が低下しているようです。

たくさんの動画をアップするまとめサイトの運営者の中には、動画の選定を自動化している人もいるため、このような作業に対して「品質が低い」という判断が行われていると考えても良いでしょう。

また動画まとめサイトの多くは、「動画+タイトル+数十文字の説明文」だけで作られているものも多いため、コンテンツの充実性という意味では評価が下がってしまうのも納得できる存在だと言えます。

 

どんなサイトが影響を受けるの?③ ハウツーサイト

これまで高い順位をキープしてきた「ハウツーサイト」も、クオリティーアップデートによる影響を受けているようです。

ハウツーサイトの中には、自社サイトへの誘導を行う「なりすまし」のよって執筆されている記事も多いため、オリジナルコンテンツと比べれば「記事の質・信憑性ともに低い」と捉えられても仕方がないと言えるでしょう。

もちろんハウツーサイト内にも品質の高い情報は存在していますが、その詳細までチェックできないGoogleの検索ロボット側からすれば「ハウツーサイトの記事である限り信頼度は高くない」という結論になってしまうのも納得できます。

 

クオリティーアップデート後のSEO対策のポイントとは?

クオリティーアップデート後の対策には、「新たなSEO」を講じる必要はありません。

今後のGoogleでは「オリジナルコンテンツ」に高評価をする傾向が高まりますので、まずは「コピーコンテンツを行わない」という基本からコンテンツ制作を行っていくのが理想となります。

また「リンク中心で構成されているページ」や「メインコンテンツのボリュームが少ないページ」、「広告の多いページ」なども低評価の対象となりますので、まずはオリジナルコンテンツをきちんと執筆することから始めてみてください。

ページ内にソーシャルボタンを配置することで、良質なオリジナルコンテンツはシェアという被リンクが増える時代となっていますので、「いかにリンクを増やすか?」ではなく「いかに質の良いページを作るか?」に尽力した方がサイト内に好循環が生まれます。

 

まとめ

2015年4月~5月にかけて行われたクオリティーアップデートは、「コンテンツ・オブ・キング」の時代を象徴するアルゴリズム変更と言えそうです。

今後もGoogleから「質が低い」と判断されたページは、順位の低下が考えられますので、まずは質重視のコンテンツ制作をすることにシフトすることから戦略を練り直してみてください。


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